今回は、歯科医院経営者の方にぜひ読んでほしいお話です。
実は最近、ある歯科医院で毎月50万円以上の物販売上を安定して出し続けているという話を聞きました。
年間でいうと600万円──決して小さな金額ではありません。
しかも、それが「物販」なんです。診療でも、ホワイトニングでもなく、“モノを売っている”というお話。
「え、歯科で物販?そんなに売れるの?」って思いましたか?
正直、私も最初はそう思いました。でも、話を聞けば聞くほど、ものすごく理にかなってるし、誰でも再現できそうな仕組みだったんです。
今回はその内容をご紹介します。
「治療だけじゃ、売上に限界がある」って気づいた瞬間
たとえば歯科医院、美容室、整骨院…。
どれも共通しているのは、売上の中心が“サービス提供”であるということ。
つまり、「1日でできる仕事の量に限界がある」ってことです。
スタッフが疲弊しないように予約枠も限られているし、どれだけ患者さんが増えても、物理的に限界が来てしまうんですよね。
そこで、この歯科医院が取り入れたのが「物販」という選択肢。
「モノを売る」って聞くと、なんだか強引なイメージを持つかもしれませんが…
実際にやってることは、とってもスマートでした。
実際にやったのは「プレゼント」からのスタート
この医院では、予防歯科の意識が高まっている流れに合わせて、患者さんにその人に合った歯ブラシを選び、なんと無料でプレゼントしていました。
歯科衛生士が実際にその場でブラッシング指導をして、使い方までしっかり伝えてから手渡す。
一見すると、ただの“サービス”ですよね。
でも、ここからが面白いんです。
「綺麗に磨けてますね」が起こす“心理の変化”
その歯ブラシをもらった患者さんが、日々使い続けますよね。
そして、数週間後にまた医院を訪れたとき、
衛生士さんから「すごくきれいに磨けてますね!」なんて言われたら…
「やっぱり、あの歯ブラシ良かったんだ」って、自然に思います。
その結果、「今使ってるのが古くなったから、また買おうかな」となる。
しかもその流れが、毎回自然に繰り返されていくんです。
つまり、売り込まなくてもリピート購入が習慣化されていく仕組みができたというわけですね。
無料プレゼントって損じゃないの?
「無料で配ってたら、赤字になるんじゃないの?」
そう思った方もいるかもしれません。
たしかに、原価は数百円とはいえ、プレゼントはコストです。
でも、それをきっかけに毎月50万円以上の物販が売れ続けているとしたら…
ちょっとした先行投資で、長期的に大きな収益が得られるって、かなり良い話じゃないですか?
物販のポイントは、「売る前に価値を感じてもらえるかどうか」。
これは、飲食店の試食や、美容室のトリートメント体験とも同じ原理です。
今すぐできる“超シンプルなアクション”
この仕組み、真似しようと思ったら、めちゃくちゃ簡単です。
- 患者さんに合った商品(歯ブラシ、歯間ブラシなど)を選定
- デモンストレーション付きでプレゼント
- 次回来院時に感想や状態をフィードバック
- 気に入れば自然に購入につながる
しかも、最初の導入コストは本当にわずか。
必要なのは、スタッフのひと声と、ちょっとした気配りだけです。
まとめ
このブログを読んでくださっているあなたが、
もし「診療だけで売上に限界を感じている」なら、この仕組みは試してみる価値があると思います。
すぐに大きな利益が出るわけではないかもしれません。
でも、じわじわと物販の習慣が定着していくと、気づけば月に50万円以上の“新しい収益の柱”ができているかもしれません。
物販って、難しそうに見えて、実は“価値体験の仕掛け”なんですよね。
気になる方は、まずは試供品を少量仕入れて、ぜひ一度やってみてくださいね!