今回は、YouTube広告を使って製造業の企業が、たった1万円で1件の問い合わせを獲得した成功事例をご紹介します。
「えっ、1件で1万円って高くない?」
と思った方、ぜひ最後まで読んでみてください。
実はこの成果、業界的には“かなり良い結果”なんです。
では早速、詳しく解説していきますね。
◆「CPA」ってなに?広告の成果を見るための指標
まずは用語の説明から。
CPAとは、「Cost Per Acquisition」の略で、1件の成果(=問い合わせや申し込み)を得るためにかかった広告費のことです。
たとえば、10万円の広告を出して10件の問い合わせがあれば、CPAは「1万円」。
つまり、CPAが低いほど、費用対効果が高いということになります。
今回のクライアントは、YouTube広告でCPA1万円で問い合わせを獲得。
製造業界では、CPAが数万円~10万円を超えることも珍しくないので、この成果は非常に良好だと言えます。
◆製造業は「ニッチで母数が少ない」という課題がある
このクライアントは、冷却塔のフィルターを綺麗にする専用の商品を販売している製造業者です。
冷却塔とは、エアコンの室外機のようなもので、ビルやショッピングモールの屋上などに設置されています。
つまり、商品を必要とするのはビルの管理会社などの限られた層だけ。
一般家庭ではまず使いません。
だからこそ、広告を広く出しても「関係ない人ばかりに見られてしまう」→「広告費の無駄」という結果になりやすいんです。
◆成功のカギは“ピンポイントなターゲティング”
今回、YouTube広告で成果が出た大きな理由は、「広告を見せる相手を絞ったこと」でした。
このクライアントは、YouTube上で
「製造業や設備管理などの専門チャンネルを見ている人」
だけに絞って広告を表示したんです。
ターゲットがニッチだからこそ、その層がよく見るチャンネルを特定して、そこにだけ広告を出したわけですね。
結果として、無駄な広告費を削減しつつ、反応がとれる可能性が高い層だけにアプローチできたため、CPA1万円という好成績に繋がりました。
◆YouTube広告は「誰に見せるか」が超重要!
YouTube広告で成果を出すには、「どんな動画を作るか?」ももちろん大事です。
でも、それ以上に大事なのが、
その動画を、誰に見せるか?
どんなに良い動画でも、関係のない人に見せていたら意味がありません。
だからこそ、**「自社のターゲットは、どんなYouTubeチャンネルを見ているのか?」**をしっかりリサーチすることが、成果を左右します。
◆ニッチ業界こそ、YouTube広告は武器になる!
今回の事例からわかることは、以下の通りです。
✅ ニッチな業界でも、ターゲットを絞ればYouTube広告は効果的
✅ 広く出すのではなく、「見込み客が見ているチャンネル」に出す
✅ CPA(1件あたりの広告コスト)は、業界基準で判断するのが大切
「うちは製造業だからネット広告なんて無理」と思っていた方こそ、
この戦略はぜひ参考にしてみてくださいね。