今回は、あるリフォーム会社さんの事例をご紹介します。
なんとこの会社、営業マンを一人も使わず、広告費もゼロ。
それなのに、毎月300万円もの売上を安定的に上げているんです。
いったいどうやって?
そのカギは「介護リフォーム×補助金活用」+「ニュースレター」という、ちょっとユニークな組み合わせにありました。
◆「売り込み」じゃない。「価値ある情報」を届けるスタイル
この会社が注目したのは、高齢の方やそのご家族が抱える「介護リフォームは必要だけど…費用が心配」という本音。
そこで同社は、「リフォームしませんか?」と売り込む代わりに、
「補助金を活用すれば、自己負担がグッと減りますよ!」という情報を伝えることにしたんです。
例えば、100万円のバリアフリー工事も、補助金を使えば自己負担は20万円以下。
これ、知らなかったら損しますよね。
◆ニュースレターで「教育型マーケティング」
とはいえ、ただ「補助金ありますよ~」と伝えても伝わりにくい。
そこで登場するのが、「ニュースレター」。
この会社では、毎月ニュースレターを発行しています。
内容はというと、
- 高齢者が抱えやすい生活の困りごと(ヒートショックや転倒リスクなど)
- それを解決できる介護リフォームの説明
- 補助金を使えば実際どれだけ安くなるかの事例紹介
- 補助金の期限や条件
- 相談できる連絡先や窓口
という流れ。
ポイントは、どこまでも“売り込み感ゼロ”。
「知って得する情報」を毎月コツコツ届けているんです。
◆いつの間にか、「あの会社に相談しよう」と思われる存在に
人って、“押し売り”されるのはイヤだけど、
“役立つ情報”をくれる人には、自然と信頼を寄せるものです。
この会社もまさにそれ。
地道に情報を送り続けた結果、「あの会社、いつも役立つこと教えてくれるなぁ」と思ってもらえ、いざ「リフォームしたい」と思ったときに、真っ先に相談が来るようになったのです。
◆どんな業種でも応用できる
この手法、実はリフォーム業界だけじゃなく、他の業界にも応用可能です。
- 保険代理店さんなら:
「知らないと損する税金の優遇制度」などを紹介して、見直し相談へ。 - 不動産屋さんなら:
「固定資産税を減らせるテクニック」などを届けて、売却や購入相談に。 - 葬儀会社さんなら:
「終活に使える補助金」や「相続の知識」などを伝えて、事前相談につなげる。
ポイントは一つだけ。
「売り込み」じゃなく「役立つ情報」を届けること。
◆ニュースレターは“売る道具”じゃなく“信頼を積み重ねる道具”
ニュースレターって、地味に思えるかもしれません。
でも、ちゃんと「読み手の役に立つ内容」にすれば、めちゃくちゃ強い集客ツールになります。
「ウチの業界にも活かせそう…!」と感じた方は、
ぜひ「売らないニュースレター」、始めてみてくださいね!