「売上を伸ばす」と聞くと、多くの人は新しい商品を作るとか、広告を強化するといった“手間のかかる改善”を思い浮かべるのではないでしょうか。
でも実は、メールの配信時間を変えるだけで売上をアップさせた会社があります。しかもその効果は驚きの 8%アップ。今日はその具体的な事例をご紹介します。
世界展開するアパレル会社の悩み
ある大手アパレル会社は、世界中でオンライン販売を行っていました。
グローバル展開ならではの強みがある一方で、ひとつ大きな課題があったのです。
それは 「メールが届く時間」。
同じタイミングで一斉に配信すると、時差の影響で国ごとにバラバラの時間に届いてしまいます。
例えば日本の夜中に配信されたメールは、当然ほとんど読まれません。
それどころか「夜中にうるさいメールが届いた」と解除されてしまうリスクすらありました。
午前10時に届くように設定したら…
そこでこの会社は、配信時間を工夫しました。
各国で最も反応が高かった 「午前10時」 に合わせてメールが届くように調整したのです。
結果はどうなったと思いますか?
なんと 売上が8%アップ。商品やメッセージを変えたわけではありません。
たった「時間」を変えただけで、これほどの成果につながったのです。
なぜ時間がそれほど重要なのか?
メールが開かれるかどうかは、内容だけでなく 受信ボックスの“位置” で大きく左右されます。
あなたも思い出してみてください。メールをチェックするとき、基本的には新しい順から読みますよね。全部に目を通すことは少ないでしょう。
つまり「読者がメールを確認するタイミングに、ちょうど届いているかどうか」が勝負の分かれ目です。タイミングがズレるだけで、せっかくのメールが読まれないまま埋もれてしまうのです。
応用できるシーンはメールだけじゃない
この考え方は、メールだけでなく SNSの運用 にも応用できます。
FacebookやX(旧Twitter)、Instagramなども、基本的には新しい投稿から順に見られるのが一般的です。
だからこそ「あなたのターゲットが最もアクティブな時間」を把握し、その時間に投稿することで、より多くの反応を得ることができるのです。
小さな工夫が大きな成果に
- メールやSNSは「いつ届くか」「いつ表示されるか」で反応が変わる
- 読者が一番アクティブな時間帯に合わせて配信するだけで成果は伸ばせる
- 内容を大きく変えなくても、改善の余地はまだまだある
今すぐできるアクション
- 配信時間をテストして「一番反応の良い時間帯」を見つける
- その時間に合わせて、メールやSNSの投稿をスケジュールする
たったこれだけで、売上や反応率が大きく変わるかもしれません。
今日からすぐに試してみてください!