今回は、求人広告を一切使わず、スタッフ数を30名から50名に増やしたポスティング会社の成功事例をご紹介します。

「求人出しても全然応募が来ない…」
「そもそも広告費をかける余裕なんてない…」

そんな悩みを抱えている中小企業さんにとっては、ヒントになること間違いなしの内容です。

スタッフがいないと仕事が回らない業界

この話の舞台は、あるポスティング会社。
ポスティング業務って、実はとにかく“人手”が必要なんです。

というのも、1人が1時間で配れるのはせいぜい100件ほど。5時間働いても500件が限界。
でも、市内全域の数万件に配ってほしいという依頼も少なくありません。

そうなると、100人以上のスタッフが常に必要になるわけです。
理想は150人。だけど、現実にはそこまで集まらない…。

求人広告を出すお金がない

この会社も立ち上げたばかりの頃は、人手不足に悩んでいました。

「求人広告を出したい。でも、広告費がない…」
「求人サイトに掲載しても応募ゼロ…」

そんな状況だったからこそ、“お金をかけずに人を集める方法”を必死で考えたそうです。

採用のカギは“コミュニティ化”

そこで実践したのが、**「コミュニティ型採用」**という方法。

ポイントはこうです👇

今までは、配布するチラシなどをスタッフの自宅に届けていたのを、スタッフ自身に会社まで取りに来てもらうスタイルに変更。

これ、ちょっとしたことに見えますが、実は超重要。

会社に来るようになれば、自然とスタッフ同士が顔を合わせる機会が増えますよね?

そこから会話が生まれ、「最近どう?」「このエリア大変だったね~」みたいなやり取りが増えていきます。そして、スタッフにこんな声かけをします。
「今、人が足りなくて困ってるんですよ~。もし誰か紹介してもらえたら助かります!」

するとどうなるか?

“紹介+コミュニティ”でどんどん広がる

特にポスティング業務は、シニア世代が多く働いています。
すると、紹介されて来る人も同年代の人たち。

気が合う人が集まりやすくなり、自然と「ちょっとした仲間の輪」ができていきます。

これが重要なんです。

仕事が「お金を稼ぐため」から「友達に会うため・一緒に働くのが楽しいから」へと変わっていく

その結果どうなるか?
✅ スタッフが辞めにくくなる
✅ 新しい人が紹介で増えていく
✅ 採用広告を一切使わず、人が集まる仕組みができあがる

採用は「楽しさ」も設計する時代

この事例が教えてくれるのは、「お金をかけない採用」に必要なのは、
求人広告のテクニックより、“人が居続けたいと思う空気感づくり”だということ。

あなたの会社でも、ちょっとした工夫や声かけ、仕組みの変更で、
「コミュニティ」ができていくかもしれません。

採用に困っているなら、ぜひこの事例をヒントにしてみてくださいね!