今回は、求人原稿の中でも超重要な「求める人物像」の書き方について、実際に離職率を半分に下げた事例を交えてお話しします。
「え?書き方を変えただけでそんなに違うの?」
そう思いますよね。でも本当なんです。
求人にも“ターゲティングコピー”が必要?
求人原稿をつくる時って、商品を売るときと同じなんです。
私たちは、商品販売用のLP(ランディングページ)を作るとき、ターゲットに刺さるように「〇〇で悩んでいるあなたへ」みたいな導入文を入れますよね。
それと同じように、求人でも
「これは私のための会社だ!」
って思わせることができたら、その人の“働きたい欲”をグッと高めることができるんです。
求める人物像=「ターゲットに刺さる一言」
さて、問題の「求める人物像」です。
よく見かけるのが
- やる気がある人
- 成長意欲の高い人
- 責任感がある人
…たしかに立派な言葉なんですが、正直どの会社でも言ってますよね?
これを読んだ求職者が、「あ、私のことだ!」って思う確率って、正直低いです。
実際にやってみた結果…離職率が半分に!
ある学習塾の求人で、こんなふうに書き方を変えました。
「できない子どもが、どうすればできるようになるのか。
そのことをずっと考えていられる人。考えても、飽きがこない人。」
どうでしょう?
「子どもの成長に本気で向き合いたい」と思っている真面目な講師の方なら、グサッと刺さると思いませんか?
結果、この求人にはピッタリの人材が集まり、しかも辞めにくくなったんです。
なぜなら、入社前から会社との「価値観の一致」ができていたから。
なぜ離職率が下がるのか?
それは、採用のミスマッチが減るからです。
「やる気あります!」って言って入ってきた人が、実は別に子どもの成長にはそんなに興味がなかった…なんてこと、よくあります。
でも、求める人物像を“その会社ならではの価値観”に合わせて具体的に書くことで、本当に共感してくれる人だけが応募してくれるようになるんです。
つまり、「ここで働くのが自分にとって自然」と感じる人が来て、長く続いてくれるというわけですね。
今日からできる!求人の改善ポイント
では、最後に実践アドバイスを。
✅ 抽象的な言葉(やる気・成長意欲など)だけに頼らない
✅ 自社ならではの価値観・考え方を「一言エピソード」にして伝える
✅ 「これは私のことだ」と思えるような、具体的な情景・心情を書く
まとめ
求人原稿は、ただ情報を並べるだけのものではありません。
“ここで働きたい”と思わせるための、立派なマーケティングツールです。
とくに「求める人物像」は、いわば会社からのラブレター。
誰に届けたいのかを明確にして、その人にしか刺さらないメッセージを書きましょう!
これだけで、本当に人が変わります。そして、辞めません。
「うちも書き方、見直してみようかな…」
そう思った方は、ぜひ一度トライしてみてください!