今回は「たったひとつの工夫で問い合わせからの来店率が130%もアップした話」をご紹介します。
この方法、じつは誰でもできるちょっとした工夫なんです。
不動産業に限らず、BtoBビジネスやサービス業の方にもヒントになると思うので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
◆「問い合わせはあるけど、来店につながらない…」の悩み
この話の主役は、事業用不動産を扱うある不動産会社さん。
法人向けにオフィスや店舗などを仲介するBtoBの不動産屋さんです。
実は以前まで、問い合わせ対応がちょっと雑だったそうで…。
たとえば、お客様から問い合わせがあっても、 「ありがとうございます。該当物件が出たらご連絡しますね」 という返信で終わっていたとのこと。
一見、丁寧に聞こえるかもしれませんが──
お客様からすれば、
「…で?」「こっちは何をしたらいいの?」「いつ連絡がくるの?」
ってなりますよね。
そのまま他の不動産屋に流れてしまうケースも多かったようです。
◆問い合わせメールの文面を“ちょっと変えただけ”で激変
そんな中、ある日「対応を変えてみよう!」ということで、返信メールの文面を大きく見直すことに。
それがこちらです👇
◯◯様
お問い合わせありがとうございます!
実は、いまおすすめの物件がございます。
よろしければ、ぜひ一度、現地を一緒に見に行きませんか?
ご案内を担当するのは、地元〇〇に何十年も住んでいる【担当者名】です。
このエリアのことなら誰よりも詳しいので、きっと◯◯様のお役に立てると思います。
ご希望があれば、このメールに「見学希望」とご返信ください。
○日以内にこちらからご連絡させていただきます!
ね?
「今すぐ行動しやすいような工夫」がいくつも入ってますよね。
- 今できる選択肢が提示されている(現地見学の提案)
- 担当者の人柄や信頼感を伝えている
- お客様が何をすればいいのか明確(返信)
- いつ返信が来るのかも明示(○日以内)
これだけで、お客様の反応がガラッと変わったそうです。
結果として、問い合わせからの来店率が130%改善!
◆お客さんは「曖昧な対応」がいちばん不安なんです
この話のポイントは、「お客さんに明確なアクションを伝えること」。
人って、よくわからないまま待つのが一番不安なんですよね。
「物件出たら連絡します」だけじゃ、
- いつ出るの?
- どんな物件が対象なの?
- 忘れられてない? って、不安ばかりが募ります。
でも、 「現地に一緒に行きませんか?」 「ご希望であればメールください」 「○日以内にご連絡します」
こう伝えてあげるだけで、安心感がぜんぜん違います。
◆BtoBの問い合わせ対応、意外と見落とされがち
この“対応のひと工夫”は、じつはBtoB企業ほど効果大です。
なぜかというと、BtoB業界ってまだまだ「問い合わせの対応=事務作業」みたいな感覚が強いから。
でも実際は、最初のやりとりこそが“営業の第一歩”。
ここでちゃんと信頼を築けるかどうかが、
その後の商談や契約につながるかを大きく左右します。
◆今すぐできる!問い合わせ対応の3つの見直しポイント
あなたの会社の問い合わせ対応、こんなふうになっていませんか?
- とりあえず「ありがとうございます」で終わっている
- お客様が“次に何をすればいいか”が伝わっていない
- こちらからの連絡予定が曖昧
もし当てはまるなら、以下の3つを明確に伝えるようにしてみてください👇
✅ 自分たちは「何をするのか」
✅ お客様には「何をしてほしいのか」
✅ 「いつまでに」何をするのか
たったこれだけで、反応率や来店率、商談化率がグッと変わります。
◆問い合わせ対応は「小さな営業トーク」
問い合わせメールの文面なんて、ほんの些細な部分です。
でもその中に、「あなたの会社がどうお客様を大切にするか」がにじみ出ます。
だからこそ、「メール文面なんてどこも同じでしょ」ではもったいない!
ほんの一工夫で来店率130%アップを実現したように、
あなたの会社でも“問い合わせ対応のアップデート”、始めてみませんか?