こんにちは。
今回はちょっと驚きの広告改善事例をご紹介します。
都内にある中学受験専門の塾さんのお話なんですが…
なんと!広告の内容は一切変えていないのに、反応率が1.7倍になったんです。
「え、そんなことある?」って思いますよね?
でもこれ、れっきとした事実なんです。
ポイントは、広告の内容じゃなくて“掲載する場所”。
つまり「何を伝えるか」ではなく、「どこで伝えるか」に着目したんですね。
◆「広告の内容」ではなく「広告を出す場所」を変えただけ!
この塾、もともと広告のクオリティは高かったんです。
見た目もよし、伝えたいこともきちんと整理されていた。
普通なら「もっと伝わる言い方に変えよう」とか「デザインを洗練させよう」とか、内容に手を加えがちです。でも今回は違いました。
やったのはたったひとつ。
広告を出す場所を変えただけなんです。
◆出稿先は…まさかの「スクリレ」?
新たに選んだ媒体は「スクリレ」というアプリ。
ご存じない方のために説明すると、スクリレは学校と保護者の連絡をやり取りする教育系アプリ。
紙のプリントをデジタル化したようなイメージで、小学生の保護者の多くが使っているんです。
この塾のターゲットは「中学受験を考える保護者」。
つまりスクリレは、そのターゲットが毎日のように使うアプリだったんですね。
◆なんと反応率1.7倍!しかも広告は“そのまま”!
広告の内容は一切いじらず、スクリレに出しただけ。
それだけで、反応率が約1.7倍にアップ。
すごくないですか?
つまり、伝える「中身」じゃなくて、「届ける場所」を変えたことで反応が変わった。
広告って、どこで・誰に・どんなタイミングで届くかが本当に大事なんです。
◆なぜこんなに効果が出たのか?
ポイントは3つあります。
- ターゲット層が毎日使っているアプリだったから
- 学校からの連絡を見る“真剣モード”で見られていたから
- 教育関連の情報として、文脈に自然になじんだから
つまり、
“ちょうどそのことを考えていた人”の“目の前”に、
“自然な流れで広告が表示された”ということです。
これって、意外と見落とされがちな視点ですよね。
◆他の業種にも応用できる!
この「媒体重視」の考え方、実は教育業界に限った話じゃありません。
たとえば…
- 美容クリニックなら
→ 一般の美容系メディアではなく、ブライダルアプリに出稿(結婚式前のニーズに刺さる) - ペット関連サービスなら
→ 地域情報誌ではなく、動物病院の予約アプリに広告掲載(関心度MAXの飼い主に届く) - 資産運用サービスなら
→ 不動産購入サイトに広告(大きな買い物=お金のことを真剣に考えるタイミング)
これ、全部「広告の内容を変えずに、届ける場所を工夫する」だけなんです。
◆今すぐできる2つのステップ
では、あなたのビジネスで実践するにはどうすればいいか?
答えはシンプルです。
STEP1:理想のターゲットが“集中している場所”を探す
STEP2:そこに、今ある広告をそのまま出してみる
これだけ。
広告の効果がイマイチだと、「まず内容を変えよう」と思いがちですが、
一度“届ける場所”にも目を向けてみてください。
もしかすると、変えるべきは広告ではなく、媒体かもしれませんよ。