【背景】
あるネイルサロンでは、長年、施術サービスを中心に運営してきました。このサロンは、収益の大部分が施術によるものであったため、繁忙期と閑散期で売上が大きく変動するという問題を抱えていました。
【問題】
サロンにとって最大の課題は、収益源が単一であること。そして、施術のお客様の来店数に依存しているため、長期的に安定した収入を得るのが難しくなってきていました。また、個別の施術は高単価を維持するのが難しく、利益率を向上させるための方法を模索していました。
【原因】
問題の原因の一つは、サービスの提供範囲が限られていたこと。売上を施術だけに頼ると、売上アップには顧客数を増やさなくてはならず、時間的・体力的にどうしても限界がありました。
【解決策】
そこで、このサロンでは、思い切ってネイルスクールを開講することを決断し、アメブロやSNSを使ってそれを告知していき、「自分でネイルをやりたい」と考えるお客様がネイルを学べる場所を提供することで、新たなキャッシュポイントを作り出しました。
ネイルのやり方を覚えた人は、当然自分で家でもやってみたくなるため、サロンからネイル用のアイテムを購入するということが起こり、結果として、売上がこれまでの150%に達したというわけです。
施術だけに頼るのではなく、教室を開いて指導を通じてお客様にさらに価値を提供できるようになったことで、効率的に売上を上げることができました。
同じように、美容室やエステなど、自分が施術するビジネスの方は、教室ビジネスを取り入れるとこれまでの売り上げの限界を突破できるかもしれませんので、やってみるといいでしょう。